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” swing ” 西荻窪のマンションリノベーション

大きなシンボルツリーのある共用の広場を中心に

3階建てまでの低層の集合住宅が

街並みのように立ち並んでいる

そんな素敵な環境のマンション

 

周囲からの視線も気にならない

専用庭のある1階の1室のリノベーション

 

西荻窪駅から徒歩圏内

賑わいのある駅、商店街、

そこからマンションの敷地に入り、自宅へ

 

ここは静かで、ゆったりとした時間がながれていて

外の世界とは遮断された

ちょっと違う世界に入り込むような感覚を覚える場所です

 

ご夫婦お二人ともアウトドアやアウトドアスポーツが趣味。

トレイルランの大会に出るなど、かなりの本格派です。

 

アウトドアのグッズを収納する場所

キャンプなどの準備や片付けをする場所

そして自宅にいながら

こどもが体を動かし楽しめる場所

 

広めの土間スペースを確保した玄関では

自転車やスノーボード等のメンテナンスや

テントなどキャンプ道具の片付けができ

玄関そばにウォークイン収納も確保。

 

廊下上部には

オリジナルの「うんてい」をしつらえました。

 

LDKにはコンパクトな

小上がり畳スペースを確保。

 

こどもがごろごろ昼寝できたり

ちょっと腰かけられて

人の居場所をつくりだしています

 

また、

奥様用のちょっとしたワークスペースも。

 

キッチン脇はランドリースペース、水回りへの

回遊動線を確保。

水回りそばの廊下にファミリークローゼットをもうけ

家事が楽になる工夫もしっかり詰まっています

 

個室は

ご主人の仕事場を兼ねたフリースペースとしての小さな個室、

主寝室、将来の子供室の3室。

 

コロナ禍になる前に

計画、竣工引渡しとなったプロジェクトですが

「こんな状況になる前に、ここに住めてよかった」

 

この住まいは、

リラックスし、家族で団らんするための場として

仕事をする場として

体を動かしたり趣味を楽しむ場として

様々なシチュエーションに切り替えて過ごせる住まいです。

 

「うんてい」で  ” swing ”

リラックスから仕事へ、家族から個へ、

” swing ’’しながら、どんどん切り替わっていく

ゆるやかなスイッチが溶け込んだ住まい

 

コロナ禍を通じて

住まいという場が、より多目的になり

より柔軟性が、より多様性が求められるようになりました

 

家族にとって「フィット感」がある住まいかどうか?

ただ必要な場をしつらえるだけでなく

ちょっと心躍るような ” swing ”

サルが木から木へと華麗にうつっていくように ” swing ”

より多目的となったおうち時間が

豊かに過ごせる住まいを、つくっていきたい

そんなことを改めて考えさせてくれたプロジェクトです

 

 

 

 

 

 

 

所在地: 東京都杉並区
対象床面積: 専有部 91.88㎡(27.7坪)
竣工: 2019年12月
用途: 専用住宅(マンション)
建物構造・建物建造年: 鉄筋コンクリート造・1984年
コンサルティング: 株式会社リビタ
施工: 友伸建設株式会社
写真: 西川公朗
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