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” release ” 仙川のマンションリノベーション

東京都調布市、最寄駅が「仙川」の

マンションリノベーション

 

ご主人の御実家が「土浦」というご縁があった

ご夫婦と保育園に通う女の子、3人家族の住まい

 

リノベーション前は、よくあるマンションの間取りで

玄関入って、廊下左右に個室があり、水回りがあって、奥に片側がキッチンとLD、

もう片側はLDとつながっているけれど引戸で仕切って個室にもできる部屋のあるプラン。

リフォーム済みの物件だったので

水回りはすべて新しくなった状態からのリノベーションでした。

(トイレ、洗面、浴室には手を加えずに済みました。)

 

 

「家族が過ごすLDKを、ゆったり確保したい」

ママがキッチンで作業しながらも、子どもがおもちゃで遊んでいる様子が見守れる、

子どもが近くで遊んでいても、ソファでテレビを見ながらくつろげる、

家族がそれぞれ思い思いに過ごしながらも、お互いの気配を感じながら、くつろいでいられる、

そんなゆとりのあるLDKを目指しました。

 

対面キッチンのレイアウトを、思い切って

壁付のレイアウトに変更し、壁面いっぱいが多目的に利用できる計画に。

リフォーム済の新しいシステムキッチンの箱を利用し

天板と面材を取り換えして、意匠を一新。

カウンター収納、吊り棚収納を組み合わせることで

キッチンの脇で子どもが宿題をしたり、家族共用のパソコンで調べものをしたり、

学校や保育園関係の書類の保管や記入等の作業をしたりと

キッチンで孤立しない、キッチンの仕事の合間に別の作業ができる、

家事を家族で共有しやすい(手伝いやすい)などのメリットが生まれました。

 

引戸や間仕切りは撤去し、収納は壁面に備え付けて、空間を最大限確保。

ダイニングセットとソファを置いても、子どもの遊びスペースが確保できる、

子どもが個室で過ごすようになれば、LDKの一角を夫婦の寝室としても利用できる、

そんな、余白と可変性を持った空間でもあります。

 

 

また、さらに個室をひとつ減らして、家族共用の収納を充実させています。

玄関脇に土間続きの収納スペースを確保して、

ベビーカーや食材の宅配用のボックス、生活用品のストックなど

子育て世代にありがたい収納をたっぷり確保。

さらにファミリークローゼットも確保して、家族の衣類を一括管理します。

 

 

個室の数にとらわれずに、

家族の過ごし方をより豊かにすることを目指したリノベーション

 

空間の使い方に多様性、可変性を持たせることで、

様々なシーンが生まれ家族のつながりを生むと同時に

将来の家族の変化にも対応していける柔軟性も有したリノベーション

 

 

家族の数に応じた個室がなければいけない・・・

キッチンは対面キッチンでなければいけない・・・

リフォーム済なんだから、床とか好みじゃないけど我慢すればいい・・・

 

家づくりを考え始めると

一般的にはどう、とか、ネットや雑誌にこう書いてあった、とか、たくさんの情報が目について

さらにコストやスケジュールなどの諸条件も絡むと

「新しい住まいで、家族としてどうありたいか、個々がどう豊かに過ごしていけるか」

一番大切なことを、いつの間にか見失い

「こうありたい」が、

「こういうものだ」「こうでなければいけない」のたくさんの呪縛に囚われてしまうことも。

 

そんな呪縛から解き放たれて ” release ”

「こうありたい」をストレートに目指すことのできた

マンションリノベーションのあるべきカタチの事例です。

 

所在地: 東京都調布市
竣工: 2019年2月
対象床面積: 62.70㎡(18.9坪)
用途: 専用住宅(マンション)
建物構造・建物建造年: SRC造・1987年
コンサルティング: 株式会社リビタ
施工: 株式会社SOU
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